「生きる力を引き出す」住まい
障がいをもつ方のくらしと家づくり パーソンデザインで考えるくらしを変える福祉住環境 朝尾 浩康(著)

Person Designとは、「障がいのあるご本人に寄り添い、その課題やニーズを理解し、使いやすさを探求して、生活の質を高めるために個々にあった創意工夫をかたちにする。ご本人と共にくらすご家族のためのデザイン」という考え方です。
「Design for all」から「Design for each」へのパラダイムシフトが進む社会的背景のなかで、多くの障がいのある方から学んだ経験を基に、私はこの「Person Design」を提唱することにしました。
もちろん、「Design for all」が不要になったわけではありません。公共交通機関や都市インフラなどの「社会基盤」においては、「誰一人取り残さない」という共通のアクセシビリティが不可欠です。
大切なのは、「社会の共通基盤(Design for all)」の上に、「個人の生活空間・暮らし・体験(Person Design)」を丁寧に重ね合わせ、相互補完の関係を築いていくことです。
こうした社会の流れを鑑みて、障がいのある方の家づくりも、【誰もが使いやすい「バリアフリー・ユニバーサルデザイン(Design for all)」】から、【あなたのためだけの「パーソンデザイン(Design for each)」】へと移行していくことを心より願っています。
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・出版社 : 主婦の友社 ・単行本: 192ページ フルカラー ・ISBN-13: 978-4074550487
・出版社 : 主婦の友社
・単行本: 192ページ フルカラー
・ISBN-13: 978-4074550487
点字図書 日本ライトハウス







第1章 障がいをもつ方の住まいと暮らし
同じ障がいをもつ方の身体状況の違いと家づくり
第2章 パーソンデザインから生まれる家づくり
「生きる力を引き出す住まい」を実現するために
第3章 パーソンデザインで考えるトイレとお風呂
毎日のくらしで大切な水回りを安全で快適に
第4章 パーソンデザインで考える機器を使った移動
室内移動の工夫と外出アプローチを考える
第5章 福祉制度を使ってくらしを豊かに
くらしを支える福祉用具の入手法



本書では、障がいをもつ42名の実例写真を通して、これからの住まいづくりを解説します。 どのような原因で障がいを抱え、日常生活で何に困り、それをどう解決したのか。実際の住まいの様子や図面を交えながら詳しく紐解きます。
本書は、障がいをもつご本人やご家族にとって心強い参考書であると同時に、支援に携わる建築関係者、セラピスト、ケアマネジャー、福祉・医療を学ぶすべての方にとってのバイブルとなる一冊です。 30年間で4000人以上の住まいづくりに携わってきた著者が、福祉住環境を新たなステージへと導きます。
「障がいがある」か、「障がいをもつ」か:本書を執筆するにあたり、当事者の方々に直接お話を伺いました。その結果、先天的に障がいがある方からは「障がいがある」という表現が良いというご意見を多くいただいた一方で、中途障がいの方からは「障がいをもつ」という表現が良いというお声を多くいただきました。本書では、中途障がいの事例が多く掲載されていることから、当事者の方々のお気持ちに配慮し、「障がいをもつ方」という表記で統一しています。
視覚に障がいがある方へ
